水瀬由仁さんのレビュー一覧

★★★★★
2013/08/13 17:38
ネタバレ
すべて仕込まれた、恋の罠。

友達にもらったパフェの食券。
ひとりで訪れた喫茶店。

いざなうひとも
微笑むひとも
水晶が語る運命も

きっとすべてが、きみの仕掛けた必然トラップ。


***

描かれているのは、何の変哲もない楽しい文化祭の風景。
最後に現れる“彼”の台詞を聞けば、きっと胸が高鳴ります。


どこまでが運命で、
どこからが必然か。
素敵な恋のはじまる予感を、ぜひ主人公と一緒にお楽しみください!

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★★★★★
2013/07/27 10:45
ネタバレ
『誰かのために書く』ということ。

俺様にヤンキー、宇宙人。
人の目を引く物語。
少し背伸びした物語。

一番大切なのは、話題性なんかじゃない。
人気を狙うことでもない。

自分らしい物語を、自分らしく書こう。
だって、きみが読んでくれるから。

一生懸命紡いだこと
きみは、きっとわかってくれるから。


***


とにかく笑った。
笑って、胸がじんとした。
友人Aがいるだけで、こんなにも心強いなんて。

自分の物語を読んでくれる人がひとりでもいる。
私たちにとって、こんなに嬉しく、幸せなことはありません。

誰かのために書くって、とても素晴らしいことですね。
素敵なお話をありがとうございました!

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★★★★★
2013/07/22 23:13
ネタバレ
君が笑う。夏が、輝く。

君と出会った海岸で、眩しく愛しいものを見つけた。
海も、名前も、この季節も、みんなみんな。

夏が好きだ。
ナツが好きだ。

あの日からずっと、変わることなく君を追い続けた三年間が。
君と離れていた日々ですらも、想いを繋げたかけがえのない時間が。

走れ 走れ
きっとまだ間に合う

最後にもう一度、君に伝えたいことがある。
最後にもう一度、目に焼き付けたい夏がある。


***

主人公たちと一緒に、ひと夏を過ごしているような気分。

じりじりと照り付ける日差し。キラキラと光を反射する海の青。砂の感触に、潮の香りまで。
目を暝れば、瞼の裏に鮮明に蘇ってくる。
そんな夏の描写に、どうしようもなく惹かれました。

登場人物もみんな魅力的です。
爽やかでちょっと切ない、素敵な夏の恋のお話。
ぜひ読んでみてください。

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★★★★★
2013/07/20 18:40
ネタバレ
だから、あたしたちは。

君のことが好きだというあの子のことを、君は何も知らない。
いつも真面目なあの子よりも、あたしの方が成績がいい。

体育館の片隅で人知れず涙を流しても、やっぱり世の中は不条理で、不平等で。

だから、
ふたりで世界征服をしよう。


「世界を平和にするんだよ」


君はきっとあたしを忘れない。

あたしも、君を忘れない。


***

三年間ずっと一緒にいた、ふたりの会話。
爽やかで、穏やかで、少し切ない。そんな空気感がとても好きです。

読了後、優しさがふわりと心に染み込む、素敵な作品。
ぜひご一読を。

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