坂野真夢さんのレビュー一覧
念願のカフェをオープンし、以前ちょっとした知り合いだった亜美を誘ってくれた和臣さん。
バニラ一つもこだわりのある彼の為に、亜美はバニラを探しに遠くまで買い出しに行きます。
頑張った亜美ちゃんは立ち眩みを起こして倒れてしまって……。
嫌われてはない、でも気を許してはくれない。
そんな彼との間を変えるきっかけはバニラ。
はたから見てると分かりやすいのに、いつまでももじもじしている二人にものすごくジレジレさせられました。
でも最後にほんのり幸せ気分。
甘いバニラの香りが似合うお話でした。
社会の歯車の一つになることに依存のない主人公・瑞季と、
うまく部品には慣れず、独創的な道を歩む彼氏・拓史。
私が瑞季の友人だったなら、
「あんな男とは別れて正解。将来のことを考えなよ」
って言うだろうと思いました。
だけど、読み進めていくとどうしても瑞季を応援したくなってしまう。
そのくらい、この作品の中には、彼への“好き”が溢れてる。
いい男とかデキる男とか、そういうの超越してただ好きなんだなぁと感じます。
結婚には生活力が必要。だけどやっぱり愛が無くちゃ!
そんな風に感じさせてくれる恋愛物語です。
オススメですよ。
ファッションビルの占いスペースで働く美菜は人気占い師。
しかしてその実際は占いなんて出来ないただのメンタリスト。
それでも、お金は必要だしねぇと自分に矛盾を感じつつ仕事を続ける毎日。
そんなある日、事件が発生し、鋭い観察眼をもつ刑事がやってきて……。
小ネタがたくさんあって、あまり深く考えずにプッと笑えます。
主軸である刑事との恋は、脇役が目立ちすぎてて個人的にはあまり感情移入出来なかったかも。
脇役たちとの会話の中には、サラリと書かれていつつも実は深いな……と感じる言葉がたくさんあって、
私的には名言探しが楽しかったです。
サンドイッチ占いの凛子さんが好きでした。
小ネタ大好きな方にオススメの作品です。
大学生の歩夢の家に、手紙が届いた。それは、半年前にいなくなった同居人・歩太に宛てられたものだったが、間違って読んでしまった歩夢は、その手紙の文字・文体に惹きつけられる。
そしてその手紙の差出人がやってきて……。
この手紙の主は誰なの?
という疑問と、独特の雰囲気をまとった文体に、すぐ夢中になりました。
主人公も、周りの人も、ものすごく人間臭く、正しさだけじゃない何かを抱えていて。
歩太の失踪をとうして、自分自身を見つけ、落ち込んだり、人を羨んだり、それでも自分らしくいようと願ったり。
必死に生きようとする姿に感動しました。
素敵な物語をありがとうございます。