プロフィール

凛音華娜子
【会員番号】13386
『恋をする=周りが見えない』
そんな恋はしたくない。

愛し、愛されて、心を知る。
それが理想です。

ベタベタな恋愛ではない、ホンノリ
でも…。
◎心沸き立つ
◎癒される
◎暖かくなる

ファンタジー多めな作品を書きます。

作品一覧

月陰伝(一)

総文字数/195,759

ファンタジー149ページ

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その決意をしたのは、母の言葉が原因だった。 『再婚が決まったわ。 あなたは出ていってちょうだい』 まるで、寄生男に宣言するように言い放たれた言葉は、当然のように娘である私に向けられていた。 『住む世界が違うのだ』 そう言って抱き締めてくれたのは、養父とさえ言える人……人ではない者だった。 私は『精霊使い』と呼ばれる存在。 人とは違う世界が見える者。 ともすれば、人の枠から逸脱する能力者。 唯一の親とさえ、同じ物を見ることができない。 早くに亡くなった父も同じ能力者であったけれど、その力の差から、ついに真に分かりあうことはできなかった。 。 それ故に、共に暮らしていても、親子と言う関係を知る事なく私は育った。 どれだけ無視されたとしても、何とも思えなかった。 幼い頃から、母とは違うのだと理解する事ができたから。 この能力に、母と父の畏怖と嫌悪が向けられているのだとなんとなく分かっていたから。 だからこの道を選んだ。 いや、これはもはや必然と言えた。 そう、私は……。 『人とは違う者達と生きる』 …そう決めたのだ…。
蒼の王国〜金の姫の腕輪〜

総文字数/138,666

ファンタジー150ページ

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それは私にとって、終わりへと続く道。 もう一度帰る事が出来たら良い。 そう思っていたのも確かだ。 あそこが始まりの場所。 愛も。 恋も。 幸福も。 夢も。 何も手にすることはなかったけれど…。 だからこそ、やり直す事ができたら…。 それは後悔。 見捨て、切り捨てた。 責任を放棄した。 この手で終わらせた。 もう一度、あの地に立つ事ができたなら…。 見届けよう。 導こう。 償おう。 それがこの罰を終わらせる為ならば。 今度こそ私を終わらせる為に…。
調導師 ~眠りし龍の嘆き~

総文字数/87,409

恋愛(その他)130ページ

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もう一度会えたら…。 『好きよ。 愛してるわ』 少し下を向くその姿が可愛くて…。 愛しくて…。 そっと手を伸ばした…。 『愛しています…。 とうさま。 決して悲しまないで…。 独りではないから。 愛する人達が側にいる。 愛してくれる人達がいる。 寂しくないわ…。 ありがとう。 とうさま。 愛してくれて…。 ずっと想っていますから。 忘れないから。 見守っていてくださいね…』 そして、精一杯の微笑みを向ける。 そうすると、棺で眠る父の顔が微笑んだように見えた。

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