―もっと、刺激的な恋を。―

「僕もずっと桜の事が好きだったんだ。…嬉しいよ。こんな僕で良かったら、付き合ってください。」 高校2年の春。ずっと大好きだった人に告白。見事成功して付き合うことに。 「ん？桜？もちろん大好きだよ、幼馴染として。桜が僕の事を好きなのは知ってたけど、まさか告白されるとは思ってなかったから、驚いたよ。断ろうと思ったけど、顔を真っ赤にさせてる彼女をみたらなんだか申し訳なくなっちゃって…。まぁ、今までもお互いの部屋に行き来してたし、付き合っても何も変わらないと思うよ。」 高校2年の夏。彼氏だと思っていた人の本音を偶然盗み聞き。 その翌日、他に好きな人ができたと言って交際解消。 そして…26歳の春。 「あのさ…お願いがあるんだけど、いい？」 再会した幼馴染は、到底私には理解できないお願いをしてきた。 「僕の家に…一緒に住んでくれない？」