とっても共感できるお話でした。
郁は実母の生き方に反発し、気持ちの折り合いがつかない女性。
彼女が類と出会い、少しずつ心を開いていく物語。
自分も親ではありませんが、親戚にこういうタイプがいるのでもう共感しかない。
類は類でコミュ障で不器用だけど、郁に絆され郁には素直になっていきます。ツンデレですけど。
ラブストーリーではありますが、2人の成長物語。
類は自分の気持ちを言葉で伝える大切さを、郁は甘える大切さを覚えて行きます。
最終的に郁が選択した人生は彼女が就職した時には望まなかった人生かもしれませんが、幸せだと思います。紬ちゃんと３人でお幸せに！

ずっと好きなお話で、久しぶりに読んでやっぱり好きってなりました。服飾デザイナーのお話なのですが、ヒーロー、ヒロインの名前も糸編が入っていてすごく考えられているなと思います。
2人の関係がただのか細い糸だったのが織物になり織られた布が今度はウェディングドレスになっていくというお話です。あくまで比喩ですけど。
このタイトルからはわからないですが、ただのシンデレラストーリーではありません。

とにかく全員が善人なうえ、ヒロイン、ルネリアは周囲の人を幸せにするような子。陽だまりのような子です。
また、このお話は全員が主人公的なところがあります。皆が葛藤を抱えているなかヒロインの言葉や行動でふっきるというか。表現が難しいのですがそんな感じです。
ほのぼのするお話ですね。
目次の長さに驚く方もいるかもですが、1ページにつき1章です。

前作とは少し雰囲気が変わり、これでもか！というくらいの障害にぶつかる凛と春。
それでも凛は真摯に春への想いと向き合って2人にとってベストな選択をします。

ある意味でこのお話は凛の心の成長物語でもあるかなと感じました。
当初は春目線はないのかなとも思ったのですが、いらないですね。
番外編も良かったです。

橋本編読んでから、前作本編の該当箇所を読んでニマニマしました。
おすすめします。

タイトルをみて読みましたが、面白い。
ヒロインを囲い込もうとヒーローである皇太子アルフレッドとその妹ミカエラ皇女（実はヒロインの前世の妹）が奮闘する話。
ユーリは生活力がある女性。前世の経験を使ってちゃんと仕事もしつつ休息の時間も大切にする。そんなユーリにアルフレッドことフレッドが惹かれるのも無理ないですね。
最後は溺愛で、ミカも本命と結ばれてハッピーエンド。
良かったです。