2022年11月発売のスターツ出版文庫

たとえ報われなくても、恋した時間がわたしの世界を変えてくれた――。
わたしを変えた恋
わたしを変えた恋
発売日:
2022/11/28
定 価:
704円(税込)
イラストレーター:まかろんK
あらすじ
転校生の彼と出会い、諦めがちだった性格が変わっていく女の子(『ラストメッセージ』望月くらげ)、「月がきれい」と呟き、付き合うことになったふたり(『十六夜の月が見ていた』犬上義彦)、毎日記憶を失ってしまう彼女に真っすぐ向き合う男の子(『こぼれた君の涙をラムネ瓶に閉じ込めて』水瀬さら)、大好きな先生に認めてもらいたくて奔走する女の子(『なにもいらない』此見えこ)、互いに惹かれ合ったふたりの最後のデートの一日(『このアイスキャンディは賞味期限切れ』櫻いいよ)。恋するすべての人が共感する切ない恋の短編集。
著者コメント
【櫻いいよさん】
こんにちは、櫻いいよです。この度素敵な方々とのアンソロジーに参加させていただきました。『このアイスキャンディは賞味期限切れ』という、高校生カップルがデートしたりアイスキャンディを食べたりする一日のお話です。ふたりのデートを最後まで見守っていただけたら嬉しいです。
【此見えこさん】
このたびは素敵な短編集に参加させていただけて、本当に幸せです。『なにもいらない』は大好きな先生を自分だけのものにしようとする女子中学生の、仄暗い片思いのお話です。少女の痛くて必死な恋に、ヒリヒリしていただけたらうれしいです。
【水瀬さらさん】
こんにちは、水瀬さらです。このたびは、素敵な短編集に参加させていただき、とても嬉しく思っています。『こぼれた君の涙をラムネ瓶に閉じ込めて』は、儚い記憶をテーマにした、爽やかで切ない恋のお話です。たくさんの皆さまの心に、届きますように。
【望月くらげさん】
この度、短編コンテストにて受賞した作品をアンソロジーに収録して頂けることになりました。家の事情で全てを諦めてきた女の子が一人の男の子と出会い、少しずつ変わっていく中で自分とその男の子を繋ぐ真実を知り――。と、いうお話です。Web版から少し変わった結末も含めて楽しんで頂けると幸いです。
【犬上義彦さん】
このたびは人気作家の皆様とご一緒できて大変光栄です。有名な漱石のエピソードから書き始めた本作ですが、Web掲載時に曖昧だった部分を書籍収録にあたり改稿し、設定やキャラクターの関係性がより際立つ作品に仕上がったと自負しております。月を見上げて切なさに泣く物語。ぜひご覧ください。
家にも学校にも居場所がなくて、あの夜、君に救われたんだ――

夜に溶けたいと願う君へ
[原題]きみと夜に溶けてく
夜に溶けたいと願う君へ
発売日:
2022/11/28
定 価:
671円(税込)
音はつき /著
イラストレーター:ゆいあい
あらすじ
高2の色葉は裕福な家で育ち、妹は天才ピアニスト。学校ではみんなから頼られる優等生だが、毎晩のように家を出て夜の街へと向かってしまう。誰にも言えない息苦しさから逃げるように――。そんなある夜、同じクラスの瓦井睦と家出中に偶然出会う。学校でも浮いた存在の彼と隠れて会ううち、色葉は次第に“いい子”を演じていた自分に気づく。家にも学校にも居場所がない色葉に、睦は「苦しかったら逃げたらいい」と背中を押してくれて――。
著者コメント
こんにちは、音はつきです。この度『夜に溶けたいと願う君へ』を刊行していただくこととなりました。過ごしていく日々の中、なんだか息苦しくなって逃げ出したいと思ったこと。きっとみなさんも経験があるのではないでしょうか。本作は、家出を繰り返してしまう色葉が、自分に正直に生きる睦から影響を受け、自分の居場所を見つけていくお話です。なんとなく夜に溶けたいと思ったとき。この作品のページを開いてもらえたら嬉しいです。
これは、生贄花嫁があやかしに愛されて幸せになるまでの4つのシンデレラ物語
春夏秋冬あやかし郷の生贄花嫁
[原題]あやかし郷の生贄妃
春夏秋冬あやかし郷の生贄花嫁
発売日:
2022/11/28
定 価:
704円(税込)
琴織ゆき /著
イラストレーター:桜花舞
あらすじ
かつては共存していた人と妖。だが、戦により世界は隔てられ、その真実を知るのは今や江櫻郷の民のみとなった。そんなある日、人と妖の世界を繋ぐ冥楼河に季節の花が流れてくる。それは、妖の長に生贄を差し出さなければならない知らせだった──。生贄となった少女は方舟に乗ってゆっくりと霧深い河川を進み、やがて妖の世界へとたどり着く。そこで待っていたのは……?これは、天狗・朔弥、鬼・和月、狐・綴、白竜・閏の生贄として召し出された少女たちが、愛を知り、幸せになるまでの4つのシンデレラ物語。
著者コメント
こんにちは、琴織ゆきと申します。このたび『春夏秋冬 あやかし郷の生贄花嫁』という作品を出版していただくことになりました。本作のテーマは”四季”。それぞれの季節のあやかし領主と生贄花嫁が織りなす、連作短編集となっております。とある盟約により縁を結ばれ出会った彼らが、不器用ながらも愛を知り、そして共に未来へ歩んでいく──そんな幽世・あやかし郷で紡がれる4つのシンデレラ物語を、どうか最後まで温かく見守っていただけたら幸いです。
没落し虐げられた私が、和歌を送られた相手は、まさかの帝で――。「ずっと探してた愛しい姫」
平安後宮の没落姫
[原題]後宮に咲いた桐花は帝の手で摘み取られる
平安後宮の没落姫
発売日:
2022/11/28
定 価:
638円(税込)
藍せいあ /著
イラストレーター:甘塩コメコ
あらすじ
有力者であった父を亡くし、従姉の慶子とその家族に虐げられてきた咲子。ある日、慶子に連れられ侍女として後宮入りすると、そこで出会った帝・千暁は、幼い頃から想い続けてきた初恋の人で…!? 千暁は咲子に和歌を送ることで十年来の愛を告げ、妃として寵愛する。身分の低い侍女の自分が、慶子を差し置いて帝と結ばれることなどないと考えていた咲子。しかし、「俺の皇后になるのは、お前以外考えられない」と千暁からさらなる愛を注がれて…!?平安後宮シンデレラストーリー。
著者コメント
はじめまして、藍せいあと申します。この度、『平安後宮の没落姫』を書籍にしていただけることになりました。本当にありがとうございます。不遇のなか、懸命に生きようとする咲子を応援していただけたらと思います。咲子と帝のように、誰しもが気づかぬうちに誰かの支えになっているのだと思っていただけたら嬉しいなと思います。
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