―もっと、刺激的な恋を。―

• 原作を読む

あらすじ

触れた人の気持ちがわかるという不思議な力をもった高1の莉津。そのせいで友達とトラブルになってから、いつもひとりぼっちだった。ある日、人気者の詩月に突然「俺の記憶を探して」と言われる。彼は唯一、莉津が感情を読み取れない人間だった。14歳までの記憶を失ったという彼と一緒に、記憶を探すことになった莉津。何の価値もないと思っていた自分を、ひたすら信じてくれる彼と行動するうちに、莉津はだんだん自由になっていく。一方で、記憶の真実に近づくにつれて、彼の悲しい過去が明らかになって…？自分を否定してしまうすべての人がちょっと自分を好きになる感動の青春小説。

著者コメント

このたび『ひとりぼっちの夜は、君と明日を探しにいく』を刊行していただくことになりました。本作は特別な力がある女の子と、なぜか二年間の記憶がない男の子の物語です。他の人には見えない、聞こえないものを読み取ってしまう力を通して、ふたりは大切なことを見つけていきます。恋愛物語でもあり、友情物語でもあり、また青春物語でもある本作の結末を一緒に見届けていただけたら嬉しいです。ゆづあ先生が描いてくださった素敵な表紙が目印なので、是非ともよろしくお願いいたします！