―もっと、刺激的な恋を。―

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あらすじ

高校生の詩春には、人が涙を流した回数が見えるという不思議な力がある。5年前のある事件以来、その力が身に付いた。日々泣いた回数が増えていく友達とちがい、無愛想なクラスメイトの吉木の数字だけは「1」のまま。さらに、なぜか彼は詩春に厳しい言葉を投げつけてくる。戸惑う詩春だけど、吉木の言葉にゆさぶられ、だんだん彼の存在が大きくなっていって…。「君は、俺の光だ」お互いを大切だと思うのに、だからこそ近づけない。ふたりを繋ぐ切なすぎる過去と、運命にあらがう結末に、感動の物語。

著者コメント

春田モカです。この度、文庫で先に出ていた作品を単行本化していただけることとなりました。「泣いた回数が見える」という特殊能力を持った女子が主人公のお話です。新装版にするにあたり、書ききれていなかった部分を追加し、改めて本作と向き合い編集しましたので、読者さんに何か刺さるものがあれば嬉しいです。イラストも箔押しデザインもとってもかっこいいのでぜひ生で見ていただきたいです！