まさに、天使に見えるってこのこと。
「……ゆ、悠里ぃ~!ありがとうっ!」
がばっと悠里の腕に絡みつくと、悠里はにこっと笑ってくれた。
ほんと、佐奈とは大違いだよ。
「ふふ。
明里は大げさだよ~。
ほら、早く始めよう?」
そう言って、悠里はわたしの向かいの席に座る。
わたしも元のいた席に座ると、悠里はプリントの仕分けを始めてくれた。
「先生、この量を明里一人に言ったの?
酷いね。」
「でしょ?
ほんと、あの担任は日直をなんでもする雑用係だと思ってるんだよ。」
「あはは。
まぁ、二人だとすぐ終わるよ。
早く終わらせよう?」
パチン、パチン、と悠里がまとめてくれたプリントをホッチキスで止めていく。
気がつけば、もう16時を回っていた。
そういえば、悠里はいつも習い事があるって、早く帰ってしまうことが多い。
今日は、大丈夫だったのかな?
「悠里、ごめんね放課後潰しちゃって。
時間大丈夫?」
「あ…うん。
人待ってるし…平気。」
そう言って、悠里はふわっと笑う。
……人?
