不器用恋愛~好きな人は幼なじみ~




「あ……ごめんね!
そういうつもりじゃ、ないんだけど……」




たしかに、悠太くんが無闇に言いふらすとは思ってない。
だけど、"もしかしたら"が起こらないか勘ぐってしまうほどにーー
颯真との関係が壊れてしまうのが怖いんだ。




「ま、気にしてないよ。」




そう言って、悠太くんは足を止めてわたしを見た。




「俺は……明里と仲良くなりたいだけ。」




「え?わたしと?」




「そ。なんでかわかる?」




悠太くんの明るめの髪が、夜道の電灯に当てられて軽く光る。
それと一緒に、意地悪そうに笑って。




「ーー教えないケド。」




そうくくっと笑った。