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ーー…
悠太くんとは、あのプールの日以来、話が出来ていない。
キーンコーンカーンコーン……
「ーー悠太く……」
放課後、いち早く悠太くんに声をかけようとしても……
「悠太!行くぞ。」
「……おー」
わたし達とは別の友達と一緒に行動するようになった悠太くんは、わたしが取りつく隙も与えず、わたしの前を去っていく。
「……………………」
「……ねぇ。
いつまであんな態度取るつもりかな?
プールの日に明里に言い逃げ?
それに、わたしらとも、もう話さないつもりかな?
どういうつもりなのよほんと。」
佐奈は頬杖をついたまま、悠太くんが出ていった教室のドアを白けた目で見つめている。
「……わかんない。」
「ねぇ。悠里は?
悠太くんと話してないの?」
佐奈は、隣で鞄の中を整理する悠里に目を向けた。
「あたし?
あたしは……
……家族ぐるみの用事でしか言葉交わしてないよ。」
「本当?
だって幼馴染みでしょ?そんなことってあるの?」
「そんなことあるよ。
だってあたしと悠太くんは、明里と颯真くんみたいな、仲のいい関係じゃない。
所詮、赤の他人だもん。」
……悠里は、あの後体調を取り戻し、学校に無事登校できている。
わたしにも、以前のように接してくれてるからーー
わたしは、悠里に頭がきっと上がらない。
「明里。」
「ん?
いたっ……」
頭にパコンと衝撃が走って。
思わず見上げるとーー
日誌を持った颯真が、わたしを見下ろしていた。
「颯っ……」
「お前、日直だろ。
今日一日俺に全部やらせやがって」
