裏の顔




「…ふっ、…ぁっ」






どのぐらい時間が経っただろう。いつまで経っても私が解放されることはなく何度も何度も角度を変えては私の唇を貪り続ける。





すでに私の抵抗する力は失われていて優くんにされるがままの状態。そんな私を見て楽しむように優くんは私に触れ続ける。





意識が朦朧としてきた時にやっと唇を解放された。肩で大きく息をして空気を取り込むとようやく意識が戻ってくる。





相変わらず私の上に乗ったまま私を見下ろし優くんは怪しく微笑んだ。





「気持ち良かっただろ?俺の女になる?」





「…な、らない。…早く、帰して…」






「あれ?話、聞きたいんじゃなかった?」





そう言った優くんの指が私の首筋を這う。それだけで下半身から何かがせりあがってくるような震えに襲われた。





ここに長居してはいけない。私の危険察知度が上がる。





「困ったなぁ。俺、優しい男じゃないんだよね」





そしてその手はブラウスのボタンを1つずつ外していく。彼の手が直接肌に触れ私を侵食していった。唇は彼によってさらに塞がれ、完全に体も奪われた。





「もう全部、俺のものだから」





もうこの男から逃げられないと悟った。






FIN