バレンタイン【短編】





「ブブッ……。なにその顔傑作」




クククっとのどを鳴らしながら彼が笑う。そんなに笑わなくても。





デジャヴ感。





「あーホントお前って見ててあきねーな」





口に手を当てて笑う彼の姿は昔見た彼と変らない。やっぱりこの人といると落着く。





「あ、そーだ。大好きな俺へのチョコは??」





『ウェッ!?!?』





急に顔が近づいてきて、身体が硬直した。