----- ---- 「でね、もう本っ当に幸せだったの!」 会社での昼休み、 奈緒は友達の亜由美とお弁当を広げながら、窓側の席で昼食をとっていた。 「はいはい、よかったね。アンタ最近、裕一がかまってくれないの、ばーっかり言ってたもんね。」 「ふふふ。」 奈緒は亜由美の言葉を聞き流し、 昨日の甘い時間を思い出して幸せそうに笑った。 「あ、奈緒!」 振り向くと、 そこには裕一がいた。