[愛離那side]

目覚ましがなる夏休み最初の午前6時。

遊びに行くために早起きした。
『あ~っめちゃ眠いやん。』

中学三年生の愛離那(えりな)
並以上にはモテる女の子
いや、女の子なんて可愛らしいもんじゃない。
周りからは 変態 糞女 と呼ばれる
本当に最低な女。

『今日はどこ行くんやっけ??』
と言葉を発したと同時に携帯が鳴る。

~~♪~♪~~~♪ ピッ
『朝っぱらから誰だよ。』

「えりな、おはよ。俺だよ。」
低くて耳に甘く響くこの声は...

『なんだ、海斗(かいと)かよ。』
~海斗~中学三年生。
見た目はチャラいけどかっこいい
愛離那とは中1からの仲。

「なんだっておい。ひでぇだろ。」

『はい。ごめんごめん。で、何??』

「遊ぶって言っただろ!!
今から10分以内に俺の家な。」

ピッ ツーツーツーツー...
クソッ。あいつまじむかつく。
ぁー用意して行こ。

※愛離那と海斗の家は歩いて3分。

ガラガラガラ
『お邪魔しまーす。』

「おう。早かったな。」

よし。こいつ飛び蹴り喰らわそ。

「えりなじゃん!!おはよ~」
子供みたいな喋り方に少し低い声...

『おはよ!!星斗(せいと)』
~星斗~同じく中学三年生の海斗の双子
身長はでかいが性格はまだ子供。

『あれ?北斗(ほくと)いねーの?』
~北斗~中学三年生
中1からの仲。四人一緒が当たり前。
少しヤンキー思考が高いけど...

星 「北斗まだ寝てんじゃねーの」

海 「星斗みてこいよ。」