「ばかって…ま、そういう事だからこれからもよろしく」



そうやって言うからあたしが彼の顔を見ようと顔をあげようとした。


ら、



ぐいっ



彼はあたしに顔を見られないようにするためか、あたしの頭をくしゃくしゃした。



「ちょっ、ちょっとぉ!?」



「ダメ、今の俺見せられない顔をしてるからこっち見せない」



えー、そういう顔だから余計みたいじゃん。




えぃっ!



あたしはあいつが苦手な体の部分を触った。



「ちょ、おいっ!」



今だ!



奴の隙を付いて顔をぱっと見上げた。



すると予想通りに真っ赤な顔をした彼がいたのだ。