「あ、ごめんなさい」


「えっ?杏梨?」


その声は私が聞きたかった声
隆人の声だった


「隆人……?」


「久しぶりだな杏梨」


「隆人…会いたかった」


私は嬉しすぎて涙を流す


「再会して早々泣くなよ」


「ごめん」


私が小さな声で呟くと隆人は優しく抱き締めてくれた


懐かしい匂いに涙もとまる