男の子の方が良かったのに!

「杏梨、大丈夫?!」

吾羅汰くんが聞いてくる

「だいじょ…「大丈夫じゃねぇよ」

柘が私の言葉を遮る

「お嬢様、そこにうつ伏せになっていただけますか?」

「うん」

私は車の中でうつ伏せになる

山内さんは私の上着を上げる

「……これはひどいですね」

「そんなにひどい?」

「はい」

杏梨の背中は真っ青だった

「杏梨、カバン持ってきたよ」

澪が私のカバンを持ってやってくる