「どんなお願い?」



「私に、ワンピースを作って欲しいんです!」



「…いいよ。サイズ計ったり生地を選んだりするから…今週の土曜日、家に来て。」



「ありがとうございます!!」



そして私は、南雲君の家の住所が書いてある
メモをもらい自分のクラスに戻った。







―――土曜日。私は南雲君の家を訪ねた。



「南雲くーん、来たよー!」



「よ、中入って。」



南雲君の家は、物凄くオシャレだった。
整理整頓もきちんとされてるし…。



「アトリエでサイズ合わせしよう。こっちに来て。」



「うん!」