7年ぶりに幼なじみと再会しました

私はすぐさま目の前で笑っている恭弥に

仕返しをしてやろうと立ち上がろうとするが

立ち上がろうとした瞬間視界が歪んだ



ああ



頭をぶつけたときに軽い脳しんとうをおこしたのか

私はそんなことを他人事のように考えていた



「愛!?」



そのまま床へ倒れ込むはずだった体は宙に浮いたまま

そう恭弥が倒れ込む私の体を支えてくれたのだ



・・・・抱きしめる形で



「「はあ〜〜〜」」


二人でため息をついた後
私は恭弥に支えられながらも席に着いた


「ありがとう」


しかし笑われたやつに助けられてしまった・・・

「チッ」

「助けて貰った人に普通舌打ちするか!?」

「あっそろそろ着くね」

「こいつ話そらしやがった・・・」