「・・・・い・・きろ・・・おきろ」
「うーーん」
「おい、おきろ!」
私が寝ている間もつけていた
イヤホンをとられ声がはっきりと
聞こえるようになる
それと、私の頭からくる感覚は・・・肩?
「起きろ!!愛!」
!!!
私のこと愛って呼ぶのは
知っている限りあいつしかいない
脳がフルスピードで回転しはじめる
私の身体は、反射的にこいつから...
恭弥から離れようと飛び上がり横へ瞬時に移動した
・・・そして出入り口のそばの手すりに頭をぶつけた
「〜〜〜っっっっ!!」
声にならない悲鳴をあげる
「おまえそんなに驚くこと無いだろ
おれは怪物か...プッ(笑)」
恭弥は我慢しつつも笑っている
コイツ!!
