折り返し地点が見えてきた
後もう少しでゴールだ
はやくこの最も最悪なイベントを終わらせてしまいたい
そう思いながら
ズル防止用に木に吊り下げられた人数分用意されていたおびの一つをとる
ここまではよかったのだ...まだ
落ち着いて振り返ると虫がぽつぽつと飛んでいるのが見える
蚊などの小さい虫ならまだ耐えられる
でも帰り道であるところにある木に蛾がとまっていた
それを見た瞬間私の足が止まる
「どうした?」
「蛾がいる」
どこに?と聞かれたのでその蛾がいる木を指差した
「...まあちょっと大きい方だけど何もしなかったら動かないから大丈夫だろ」
「全然大丈夫じゃない!」
そういいながら首を大きく横に振ってみせる
「分かったよ...はあ
ちゃんと手握っとけよ!」
そういうと猛ダッシュで私の手を引き走り出した
