大好きな君へ

「どこに行くの?」


「んー。僕のお気に入りの場所だよ。」


お気に入り………。
倉田くんのお気に入りか。なんかぬいぐるみ専門店を思い浮かべてしまうなぁなんて思う。


「ここだよ」

倉田くんが指さす方向には『Strawberry love cafe』と書かれた店だった。


「入ろ?」


「うん。」