「もう忘れれないよ〜。」
「まだ、諦めてなかったの?
最近LINE聞かれたっていう人とはど うなってんの〜?」
「毎日連絡くれるんだけど、雅紀とのLI NEのほうが絶対たのしいんだもん。」
「そんなこと言ってたらいつまでも次の 恋愛に進めないよ〜?」
「わかってるんだよ、わかってるんだけ どさ、どうしても雅紀以上の人に出会 えないんだよね。」
わたしは、大好きな友達の叶奈と毎日のように恋バナをしていた。
話はきまってあの人のことだけど…
叶奈とは、中学三年生のときに出逢って以来ずっと一緒にいる
髪がさらさらで、肩の下くらいまでのばしてて目は奥二重ぎみなのに、大っきくてまんまる
中学に入った頃は、天パで前髪あげててどちらかというと男子からは女の子扱いされる感じじゃなくて絡みやすい女子って感じだった。でも今は、叶奈も恋をして女の子らしく変わってイケメンな彼氏が常にいる
そんな叶奈が親友なことを誇りに思いつつも、隣にいるといつも恥ずかしくなる。
わたしは森岡 かえで
高校一年生
髪はのばしっぱなしのロングで身長がすっごく小さい
バスケ部のマネージャーで、全国にいくようなチームだから当然OFFも全くない。3日連続の休みは絶対になくて、あっても長期の休みの2日休みだけ、バイトもできないし、ほぼ女子校のような学校に通ってるから出会いもなく、おっさん度が増していく毎日を過ごしていた
