「……ま、何でかは知らないが仕事中にボーッとしている鴉が悪いな」
宮間刑事は一言言うと、手帳を閉じた。
「全くだな」
ルークは深くため息を吐く。
「宮間さんがいなければ、私は今ここにいられなかったでしょう。気になさらないでくださいね」
中川さんが言う。
「いえ。申し訳ございません」
「申し訳ございませんっ!」
ルークと学が頭を下げる。
「本当に気になさらないでください。……あなた、だいぶ年下の、しかも女の子にまでも守られて、情けないわねぇ」
奥さんが呆れた声で言うと、中川さんは苦笑して頬を掻く。
「では、我々はこれで失礼しますね」
宮間刑事のその言葉で秋山刑事は立ち上がり、2人は挨拶をして事務所を出ていった。

