宮間探偵事務所事件ファイル 5




「……ま、何でかは知らないが仕事中にボーッとしている鴉が悪いな」


宮間刑事は一言言うと、手帳を閉じた。


「全くだな」


ルークは深くため息を吐く。


「宮間さんがいなければ、私は今ここにいられなかったでしょう。気になさらないでくださいね」


中川さんが言う。


「いえ。申し訳ございません」


「申し訳ございませんっ!」


ルークと学が頭を下げる。


「本当に気になさらないでください。……あなた、だいぶ年下の、しかも女の子にまでも守られて、情けないわねぇ」


奥さんが呆れた声で言うと、中川さんは苦笑して頬を掻く。


「では、我々はこれで失礼しますね」


宮間刑事のその言葉で秋山刑事は立ち上がり、2人は挨拶をして事務所を出ていった。