「今、騒ぎになっている女子大生の死体が発見された事件の、犯人は……私です」
「…………は?」
「…………え?」
思わず声に出したのは、学とあたし。
ルークと莉央さんと潤佳ちゃんは大竹さんの顔を見つめている。
「……中川さんが私の部屋の隣に引っ越してきて初めて会ったとき、彼女に一目惚れしました。会えば少し話をして……自惚れでなければ、彼女も楽しんでいたと思います」
「じ、じゃあ、何で……」
口を挟むと、大竹さんは自嘲気味に笑った。
「私には、中川さんに会う前から付き合っている人がいました。相手にある事を盾にとって脅されて交際を迫られ、付き合い始めました。まあ、当時は私にも打算がありましたから、あまり悪くは言えないんですが……」
「打算?」
「ええ。交際相手は、私の勤める会社の社長令嬢なんです」
「……差し支えなければ、その『ある事』が何か聞いても?」
莉央さんが聞きにくそうに言う。

