「何言ってんの!?そんな訳ないでしょ!ルークも何か……ルーク否定しないの?……どしたの?……おーい。宮間鴉さーん?」
珍しくぼんやりと景色を眺めていたルークは、何度目かの呼び掛けにハッと我に返ったように返事をする。
「……ああ、そうだな」
絶対に今の話聞いてなかったでしょ。珍しい。
思わず学と顔を見合わせる。
そんなあたしたちを気にも留めず、通常運転に戻ったルークが左隣の部屋のベランダを見る。
そしてそこを覗き込む。
「こんにちは」
「っ!?……ど、どうも……」
どうやら向こう側に誰かいたようだ。
戸惑ったような男性の声がする。

