宮間探偵事務所事件ファイル 5




「まだあの事恨んでんのか?」


ルークの目が一瞬細くなる。


「……いや。俺が恨むのは筋違いだろう。むしろ――」


ルークは言いかけて、口をつぐむ。


「……そうか……そうだよな……。……で、隣にいるのは宮間の彼女か?」


男子があたしを見る。


「え?あ、ち――」


違う、と言おうとしたが、ルークの手があたしの肩にかけられ、少し体を引き寄せられる。


「!?」


「そうだ」


「!?」


いきなり現れた手にも驚いたが、そのセリフにも驚いた。思わずルークの顔を見る。