……これはいわゆる、
「ラブレター!だよね!?」
学が顔を赤くして言う。
「これ本物?」
「自作自演じゃないよね?」
「凝ってるな」
「……」
あたし、莉央さん、ルークの順で言い、潤佳ちゃんは胡乱気な目で学を見る。
「何で!?本物だよ!」
「…………じゃあ、相手誰?店って、こないだ出来たカフェ?」
「……うん、そう。そこのバイトの子かな。学生っぽかったし」
くるりと向き直り、潤佳ちゃんを見る。
「潤佳ちゃん!後で行ってみようか!莉央さんとルークも行く?行こう!はい決まり!」
潤佳ちゃんは頷き、有無を言わせず行く事が決定した莉央さんは苦笑し、ルークはため息を吐いた。

