翌日土曜日。
昨日来た依頼について話し合い、明日、被害者の中川優花さんが住んでいたマンションに行くことが決まった。
そして昼休みも半分程過ぎた頃。
先月オープンしたばかりのカフェに昼食を取りに行った学が事務所に飛び込んできた。
「ヤバい!どうしよう!……ヤバいよ!」
何なんだと眉をひそめたあたしたちに、学はもう一度「ヤバい!」と叫んだ。
「……どうしたの」
代表して莉央さんが訊く。
「これ!貰った!」
両手で持っていた薄ピンクの封筒を前に突き出す。
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