その後、私たちは倉庫に向かった。

倉庫に着く。 あれ? 倉庫の中からは、物音一つ聴こえない。

「皆いないのかな?」

「知らねーよ」

私たちは倉庫の中へ入る。

〜パーン!パパンパーン!〜

「「「「「悠さん!お誕生日おめでとーございまーす!!!」」」」」

「やっぱりな…」

「やっぱりって?」

「昨日、こいつらソワソワしてたんだよ。こんな事だろーと思った。」

へー。 皆結構やるじゃん。

「悠くぅん♡ お誕生日おめでとぉ♡」

エリザベス…今日の服装はネタ?

フリフリでイチゴ柄のワンピース。

ネタだよね。

「悠くぅん!私の誕生日プレゼント。受けとって♡」

「ありがとな。で?どこ?」

確かに、箱らしき物は無い。

「あらヤダぁ〜♡ 私よ♡
ワ・タ・シ・♡」

こいつマジで言ってんのか。

「エリザベス? いらねーよ。」

うわ!悠ハッキリ言った!

さすがのエリザベスも傷付くよ!?

「ヤダァ〜♡そんな悠くんも、す・き・♡」
...。
オネェのポジティブさを見習います。

あ。そうだ。

「エリザベス。この間は助けてくれてありがとね。」

お礼言って無かったの忘れてた。

「いいのよぉん!あんたもちょっとゎ強くなりなさぁい♡」

エリザベスは強すぎだよ。

でも…私も強くならなきゃ…。

心身ともに。

「この間ってなに?」

と皆が聞いてくる。

それをエリザベスは、女だけの秘密♡とか言ってる。

あなたは女なのかどうかについて。

「さぁ!ケーキ食べちゃいましょう!
ほらー!ケーキ持ってきてちょーだぁい!」

私の目の前にはウエディングケーキにも負けないクソデカイケーキが…。

「なっ、なにこれ…」

戸惑いを隠せない。

「私特製の悠くんへの愛が詰まったケーキよ♡」

わーお。 そんなゴツい手で、こんな物を生み出せるなんて…。

エリザベス。君は凄いよ。

「ありがとな。エリザベス」

その後、皆でケーキを食べ、他愛ない会話をして、その日はそのまま家に帰った。


今日はめちゃくちゃ楽しかった。

ピアスをとる。

悠とのお揃いのピアス…

嬉しいな…。

私はベットに横になり
そのまま眠りについた