「何泣いてんの?」
「だって、だってね、嬉しくて、涙出るんだもんっ・・・」
「まぁ、俺に結婚しよって言われて断るだけの勇気ないだろうけどね。だって、所詮ウサギだし?」
いつもの悪魔な隼人くんに戻ったのち、あたしにもう一度キスして抱きしめた。
「・・・鈴。」
「ん?」
「・・・ありがと。」
その“ありがとう”は、少しだけ意地悪な声だったけど。
・・・優しさで包まれてた。
・・・隼人くん。
隼人くん、あのね。
あたし、幸せだよ。
意地悪で悪魔な隼人くんも、優しくて王子様な隼人くんも。
あたしは橘 隼人っていう人が好きだから。
だから、橘 鈴にだってなりたいって思ってた。
だから、だからね。あたし、幸せだよ。
隼人くんのペットでも、彼女でも、奥さんでも、なんでもいいからそばにいたい。
・・・隼人くん。
大好き。


