「嘘?」
「ほんと。」
でも、隼人くんは笑うから、信じきれない。
「じゃあ、いつから?」
「正直に話すと、中学のときから。」
「え?でも、中学校一緒じゃないよ?」
隼人くんは少しためらったあとに、もう一度ベッドに入ってきた。
そしてあたしに背中を向けて、呟いた。
「・・・3年のときに電車で見かけた。男と笑ってたから、声かけなかったけど。」
・・・うそっ!そんな昔から?
「それから“ラビ”って呼ばれてるの知って、そのあとに“宇佐美”って苗字だって知った。で、江南高校受けるの知って、俺も一緒に行く・・・って決めた。」
確かにラビって呼ばれてたけど、隼人くんには言ってないし・・・
うわぁ、知らなかった・・・。
「で、入学して。入学式のときに告ろうとしたらなんか女子がたかってきて。それで、遠くからそれを見てるお前と目があった。あんときに、俺こいつのこと好きなんだって改めて気づいた。」
隼人くんはこっちを向いて、小さく笑った。
微かに耳が赤い。もしかして照れてる?
「それから1年我慢して、お前がほかの男に告白されてんの見て、ムカついて告白した。・・・で、ペットにしたってわけ。」
「~もう!ペットじゃな」
否定しようとして、できなくなった。
だって、隼人くんがあたしを思い切り抱きしめたから。


