あたしはウサギ。~飼い主は悪魔さん~2



「・・・なんで?」


ちょっとした反抗。

だって、ベッドの上じゃ何されるかわかんないもん!




「理由がないとダメ?」



「うん・・・。」



「理由はあるよ、でも鈴がどうしても来たくないって言うなら、それでいいけど。」



うっ・・・




「あ~あ。ついに俺も捨てられちゃうのかなー。可愛い可愛いウサギさんは、森へ帰っちゃうのかなー。」




追い打ちをかける、そんなセリフも棒読みじゃないから、困っちゃう。


わかってるもん。


隼人くんはあたしを弄んでるだけだって。


だって、いつもそうだから。


だけど、そんな隼人くんが好きだから。


悪魔でオオカミな隼人くんが好きだから。




あたしをベッドの端っこに腰掛けた。


次の瞬間、ベッドに倒されたあたしの上には隼人くんが馬乗りしてて。



「!?!?」



「捕まえた☆もう逃がすつもりないから。・・・一生ね。」


そう言ってほくそ笑んだ隼人くんは、いつもどおりの悪魔だった。








・・・そのあと、どうなったかは皆様のご想像にお任せします・・・。