『なぁ、あ、開けてもいいよな!お腹すいたから食べてやるよっ!』
そう言って袋を開けるゆうちゃん。
その横では、さらちゃんがすでにモグモグしていた。
「さらちゃん♪おいし?」
『不味くない。』
「よかった!」
さらちゃんの「不味くない」は、誉め言葉。
おいしいときは、そう言うの。
雅のほうを見てみると、トリュフの袋を開けて、ゆうちゃんを見たまま固まっていた。
????
「雅?どうかしたの?」
私が聞くと、
『………………6……と……7………』
6と、7……??
何の話かなぁ……?
『僕………………6………なのに。』
「???????」
さらちゃんに助けを求めようと思ってさらちゃんが立っていたところに目を向けた。
でも、いつのまにか、席に座ってたみたいで。
どどどどどうしよ?!
「雅!何が、6と7なの??」
『………………トリュフ…。僕は……6個………だった。』
しゅーんってなって言う雅。
あ!それかぁ!!
「余り物が13個だったから、たまたま6個と7個になっちゃっただけだよ!!」
それを聞いて雅は落ち着いたらしく、
『……………なら、いいか………。』
と、つぶやいていた。
とりあえず、よかったぁ。。。
