そのまま、私がさらちゃんと話してたら、
私のうしろで何か動く気配がした。
???
不思議に思って振りかえると、
『あ!な、なんだよ?!』
ゆうちゃんが、なぜか、もじもじして私のうしろでウロウロしていた。
なんか、キョロキョロして、目パチパチさせて、かわいい……笑
「どうしたの、ゆうちゃん?」
つい笑って聞くと、
『チョ……なんでもねぇよ!な、なに笑ってるんだよ!』
チョ?
あー!チョコか!
「チョコ待ってたんだね!」
『違うし!別、そんな……プイッ』
ほっぺをふくらませてぷいっとそっぽを見てるゆうちゃん。
かぁわいぃなあ♪
「はい♪トリュフ持ってきたよ!」
トリュフを一袋渡す。
『あ、ぁ………りが…と。』
ゆ、ゆうちゃんがお礼を言うなんて…!!!!
恐るべし、トリュフの力…。
『…………ねぇ。』
「ぅわぁぁあ!?!?」
誰かと私の声が重なる。
「あ!雅♪おはよっ!」
またまた後ろから急に声をかけてきたのは、雅だった。
『………♪』
まだ眠いのか、ふにゃっとわらって目をこすったりパチクリさせてる雅。
「眠いの?」
私が少しわらって聞くと、
雅がコクンとうなずいた。
「チョコ、食べる?」
雅に聞いてみる。
『……………食べる。』
そう答えたので、雅にもトリュフの入った袋を渡した。
