ずっと、雅とゆうちゃんがくっついて来るので、
最近は、さらちゃんと雅とゆうちゃんと私で行動することが多かった。
「あのさ、そんなに不思議なの?!びっくりするの?!私が誰かにチョコあげることが!?」
『お、俺でしょ?!俺にくれるんだよね!』
ゆうちゃん、うるさいよ!
『………………僕、チョコ………すきだよ。』
雅、べつに聞いてないよ!
『………………美優。二股はだめよ?』
さらちゃん、バカにしてるでしょ。
「もー!さらちゃんとパパにあげるの!!」
『フッ』
あ!さらちゃん、鼻で笑った!!
「独り身、バカにするなよっ!」
私は、3人にむかってべーぇっとしてから、
お弁当のたこさんウインナーを口に入れた。
『……………彼氏……いない……の?』
雅が私に聞いてきた。
「いないよ!!好きな人さえ、いないし!」
私が答えると、
『……………………よかった。』
雅がとても小さな声で何か言った。
「え?なんて言った?」
『…………………。』
雅が顔を赤くして首を横にふった。
???
「まぁ、いいや。って、ゆうちゃん、なに睨んでるの?」
ふと、ゆうちゃんとさらちゃんを見ると、ゆうちゃんが私と雅をめっちゃ睨んでた!!
『別に、なんでもないけど!!』
………………?
ならいいけど。
『そ、それより!彼氏、いないんだなっ!』
ゆうちゃんが笑顔で言ってきた。
「どうせ、ずっとできないですよー!」
私がそう言うと、
『それはないでしょ。』
ゆうちゃんが小さな声で何か言っている。
もー!二人とも、はきはき話してよぉ!
さらちゃんを見ると、
今までで一番ニヤニヤしてた。
「さらちゃん、最近クールじゃないよね………笑」
私がそう言って笑うと、
『うるさい。美優が鈍感すぎて楽しいのよ。』
ほんっとに!みんな意味からないぃー!