私たちは、気持ち悪かったけど…こんなか弱な小6と小4が勇気を振り絞って来た道を、引き返しに向かった。

「あっ…いる」

「那奈ちゃん、いるよ?」

「いるな…?波留ちゃんや、波留ちゃんに聞いたらわかるやろ…?」

「うん」