でも、おかしいな…?

どーして、波留ちゃんの姿がないの?

私のいる立ち位置からは、帰ってくる波留ちゃんは見えるはずだ!

怖くなり、頭の中を整理してたら…

カタカタ…

「うっうわぁ!
あー。
びっくりした、みぃちゃんかぁ、オバケでも来たんかと思ったぁ。」

私は、気の抜けた声でみぃちゃんをみた…でも、みぃちゃんの様子はおかしくて…顔が青白く染まっていた…。


「みた…」

「えっ?」

「裳夏…消えた!
何か、気持ち悪かった…。」

「えっ、えっ?
ちょっと待って!」

私の頭はパニックで整理がつかなかった…。