「なにそれ、気持ち悪い…。」

「裳夏…あれは、裳夏のドッペルゲンガーやったんかな?」

「ドッペルゲンガー?」

「うちな、怪談話にハマってるやろ?」

「確かに…」

「それで、本で読んだことあんねん…ドッペルゲンガーは、もう1人の自分ってドイツ語でゆうねん…」

その、もう1人の自分をみたら死んでしまう…。


その話を、聞いた裳夏は泣き出した…

もうちょっとで、自分は死ぬとこやったって…。

帰りは、裳夏の棟まで怖いから3人で送ってあげた…いや、4人やったかもしれへん。

後ろに、裳夏のドッペルゲンガーは着いてきてたのかもしれへんかった。