“条件”って言葉を出してから、より一層強く握られていた、私の腕。 それが、突然離された。 行き場を無くした、私の腕はブラブラと揺れている。 「“条件”なんて言うから、何かと思えばそんなことか。わかったよ。朝になったら、きちんと送り届けるよ」 「これで本当に契約成立ね」 「あぁ」