足をバタバタと動かして、些細な抵抗をしている間にも元痴漢野郎はどこかへ向かって歩いている。 大声男と会話をしながら。 「おぅ!!やっと来たか」 痴漢野郎や大声男より、少し擦れた声が突然耳に入る。 今度は誰? しかも、まわりが騒がしくなってるし。 私の視界には進行方向は見えていない。 「ジュン!!担いでるのは女子高生か?制服着てるよな?」 「あぁ」 「女子高生のパンティーなんて、何十年ぶりに見たな」 痴漢野郎はジュンって言うんだ…… って、それよりパンティーって……