透とはその日に体の関係をもち、それからズルズルと今に至る。 それからは、味を占めたかのように毎日男を換えた。 時には父親くらいの歳の男と関係を持つことだってある。 友達なんてものがいない私の携帯も、男達の名前で溢れてゆく。 名前が1人登録されるたびに、私の居場所が1つ増える。 その事が私を支えていた。 支えるじゃ、表現が変かな? ……兎に角、もうこの男達なしに、私は存在できない。 そんな気さえしていた。