もうスキすぎて~ヤクザに買(飼)われた少女~



なんだか、尋問されてる気分。



「ジュンにもう会わないって決めないと、会いたいって思っちゃうんでしょ?」



「会いたいなんて思ってないし」



「そう?俺にはジュンに会いたいって、言ってるように聞こえるよ。」



「どこがよ?」



今の話の流れで、どこにそんな要素が含まれていたのか全くわからない。



「じゃあ、どうしてカラオケから帰るとき、“もう会わない”って決意したの?振り返らないって決めたの?」



「そ、それは、またジュンに流されるのが嫌だったから」



「流される?」



なんだか、こうしてリュウと話していると、わからなかった自分の気持ちが明確になって行く。



「ジュンに優しいふりされて、本当は目的のためだってわかって、ショックを受けたくなかったから」



「ショックを受けるってわかってても、ジュンが純麗ちゃんに会いたいって言ったら……カラオケでだったら、帰るなって言ったら、ジュンの言うことに従っちゃうんだよね?」



「……」



わかりたくなかったのに、わかって行く自分の気持ち。



本当はわかっていたかもしれないけど、わからないって思おうとしてた自分の気持ち。



それが……



「それって、純麗ちゃんがジュンと一緒に居たい、会いたいって思ってるから、断れないんだよ」



「……」



リュウの口から言葉にされて、私の耳に届く。



「純麗ちゃんは、ジュンが好きだよ」



そして、ハッキリと理解してしまう、確かにそう思っていたと。