もうスキすぎて~ヤクザに買(飼)われた少女~


「聞いてんのかよ?」



「聞いてる」



「なら、何とか言えよ」



私は……



「なんでも屋じゃない」



「あっ?」



私は……


金で……



「なんでも引き受けてるわけじゃない」



「言ってる意味がわかんねぇんだけど?」



悔しい。



下唇を噛み締めて、言葉を続ける。



「金払えばなんでもしてもらえると思うな!!」



喋る時に力を入れたため、少しだけ声が大きくなる。



「別に無理なことは頼んでないだろ?」



「無理かどうかを決めるのは私だけど」



冷静に……冷静に……と自分に何度も言い聞かせる。



感情的になってしまえば、取り乱してしまうような気がして。