「行こう」
大きなパネルの前で手続きを済ますと、いかにもっていうエレベーターに乗り、部屋へと入る。
慣れた場所だけど、何度来てもこの照明にだけはなれなかった。
淡いブルーやピンクのライトがエレベーターまでの道を照らしていて、エレベーターの中へ乗り込んでも、それは続いている。
この照明がムードを盛り上げるとでも思ってる?
私は、逆にいつも憂鬱な気分になる。
「どういうことだ?」
部屋へ入るなり口を開くジュン。
苛ついているのはわかっているけど、今は私も限界だ。
きっと、あの照明のせいだと思う。
「先にシャワー浴びさせて」
「説明が先だ」
私は、ジュンの言葉を無視しながらシャワールームへと足を進めた。
「聞いてんのかよ?」
と、私の後を着いてくるジュン。
なんか、もう面倒くさい。


