それじゃダメなんだって理解したはずなのに、俺って懲りない奴だな。
一番大事な人だけを上手く愛せなかったことを、あんなに後悔したばかりだろう。
我ながら、情けなくなって、苦笑してしまう。
雪で濡れた靴を拭いておこうと思い、玄関に行くと、心優とサヨナラした日、放り投げたままになっていた紙袋に気付いた。
そう言えば、中身が何かも確認していない。
いくら何でも、それくらいはするべきだったかな.......
深く考えず、何となく包みを開けてみる。
中に入っていたのは、クルクルと丸めてセンス良くラッピングされているネクタイ。
色も柄も、俺の好みがよくわかっている真由子らしい選択だ。
確か、一緒に入っていたカードも、封筒に記された名前しか見ていなかったはず。
何の気無しに、カードを開いてみて.........驚かずにはいられなかった。
そこには、小さな文字が、びっしりと綴られていた。
あのワガママで高慢な真由子が、俺に今までのこと全てを、謝りたいという内容の文章が。
一番大事な人だけを上手く愛せなかったことを、あんなに後悔したばかりだろう。
我ながら、情けなくなって、苦笑してしまう。
雪で濡れた靴を拭いておこうと思い、玄関に行くと、心優とサヨナラした日、放り投げたままになっていた紙袋に気付いた。
そう言えば、中身が何かも確認していない。
いくら何でも、それくらいはするべきだったかな.......
深く考えず、何となく包みを開けてみる。
中に入っていたのは、クルクルと丸めてセンス良くラッピングされているネクタイ。
色も柄も、俺の好みがよくわかっている真由子らしい選択だ。
確か、一緒に入っていたカードも、封筒に記された名前しか見ていなかったはず。
何の気無しに、カードを開いてみて.........驚かずにはいられなかった。
そこには、小さな文字が、びっしりと綴られていた。
あのワガママで高慢な真由子が、俺に今までのこと全てを、謝りたいという内容の文章が。

