その数日後、また郊外の取引先を回る機会があった。
運転しながら周りを眺めていると、案外、教会らしき建物が見当たる。
今まで特に気にしていなかったけど、その気になれば、いつだって式は挙げられそうだ。
やっぱり心優に話してみよう。
二人だけの簡単な式でいいから、式を挙げたい。
雪崩るように始めてしまった結婚生活に、区切りをつけたい。
そばにいないと落ち着かなくなるくらいの存在なのに、好きだと気付いた時には手が届かなくなりそうで、それでも諦められなくて。
やっと思いが通じた思えば、いきなり「幼なじみ」が「妻」という肩書に変わっていて、ただ好きだという感情だけでなく、いろんな思いが溢れ出て、でも、それが上手く伝わっているかどうかわからなくて。
誰よりも愛している、一番近くにいてほしい人であることには変わりないけど、肩書だけが一人歩きしているようで、心優を本当に幸せにできているのか、どうしても不安で........
運転しながら周りを眺めていると、案外、教会らしき建物が見当たる。
今まで特に気にしていなかったけど、その気になれば、いつだって式は挙げられそうだ。
やっぱり心優に話してみよう。
二人だけの簡単な式でいいから、式を挙げたい。
雪崩るように始めてしまった結婚生活に、区切りをつけたい。
そばにいないと落ち着かなくなるくらいの存在なのに、好きだと気付いた時には手が届かなくなりそうで、それでも諦められなくて。
やっと思いが通じた思えば、いきなり「幼なじみ」が「妻」という肩書に変わっていて、ただ好きだという感情だけでなく、いろんな思いが溢れ出て、でも、それが上手く伝わっているかどうかわからなくて。
誰よりも愛している、一番近くにいてほしい人であることには変わりないけど、肩書だけが一人歩きしているようで、心優を本当に幸せにできているのか、どうしても不安で........

