そう自分で自分にツッコミを入れながら、淡々とレポートを仕上げていると、店長から声がかかった。
「友哉~、ちょっと早いけど、キリのいいところで休憩入ってくれる?」
「あ、はい。」
「今日、夜、厨房が薄いから、場合に寄っては入ってもらうから。」
「了解です。」
店で働いている人間は、バイト代から差し引きで、メニューに載っている商品を割引価格で食べられる。
最初のうちはそれも嬉しかったけど、長く勤めていると、さすがにそれも飽きて来る。
今日はコンビニでも行って、何か買って来ようかな。
外に出ると、気分転換にもなるし。
小雨の降る中、すぐ近くのコンビニまで歩いて行くと、小さな子供の泣き声が聞こえた。
泣き声のする方向に目をやると、長靴をカポカポ言わせながら足踏みしている黄色い傘が見える。
雨の中、あの子のお母さん、大変だろうな。
そう言えば、俺もあんな感じだったって、母さんによく言われてたっけ.......
なんて思いながら、店に近付いて行くと、聞き覚えのある声がした。
ドキッとして、振り返ると、黄色い傘を必死でたしなめているのは田中さん?
思わず、アっと声を上げてしまったら、すぐさま彼女と目が合った。
「友哉~、ちょっと早いけど、キリのいいところで休憩入ってくれる?」
「あ、はい。」
「今日、夜、厨房が薄いから、場合に寄っては入ってもらうから。」
「了解です。」
店で働いている人間は、バイト代から差し引きで、メニューに載っている商品を割引価格で食べられる。
最初のうちはそれも嬉しかったけど、長く勤めていると、さすがにそれも飽きて来る。
今日はコンビニでも行って、何か買って来ようかな。
外に出ると、気分転換にもなるし。
小雨の降る中、すぐ近くのコンビニまで歩いて行くと、小さな子供の泣き声が聞こえた。
泣き声のする方向に目をやると、長靴をカポカポ言わせながら足踏みしている黄色い傘が見える。
雨の中、あの子のお母さん、大変だろうな。
そう言えば、俺もあんな感じだったって、母さんによく言われてたっけ.......
なんて思いながら、店に近付いて行くと、聞き覚えのある声がした。
ドキッとして、振り返ると、黄色い傘を必死でたしなめているのは田中さん?
思わず、アっと声を上げてしまったら、すぐさま彼女と目が合った。

