ドロップアウト

「コンチワ〜。」

ヨネが来たのは「笑っていいとも!」が始まった頃だった。

「おっせぇよ。もう、いいとも始まっちまったじゃねぇかよ。」

と言うとヨネがうなだれた声で答えた。

「仕方ないじゃないっスか。電話もらった時、学校にいたんスから。それにこれでも、猛ダッシュできたんスよ〜。」

…確かに、学校から十三の家までの距離を昼までに来いというのは無理があった。

「まぁいいから、焼きそばを作りなさい。」

十三が笑顔でヨネに言った。

ヨネは驚いた顔で聞き返した。

「焼きそば?」

「そう焼きそば。」

と俺が答える。

「今から俺が作るんスか?」

キョトン顔でヨネが言った。

「他に誰が作んだよ。」

と言いながら俺は冷蔵庫の方に向かった。

「焼きそば作る為に俺、呼ばれたんスか?」

ヨネが十三に問い掛ける。

十三が笑顔で頷く。

「材料はあっからさ。」

と言って俺は冷蔵庫をポンッと叩いた。